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2017.01.10
地震発生直後 外出先に潜む危機 -その1-
オフィス
キャスターを固定していないコピー機などは、あらぬ方向に移動します。体に当たると大ケガの原因に。また、窓ガラスの破片などが頭を直撃すると、命を落とす危険もあります。
キャビネットの転倒や飛散するガラスに注意しながら、物が「落ちてこない・倒れてこない・移動しない」場所に身を隠します。
揺れが収まって避難する場合、余震や停電でエレベーターが停止するおそれがあるので、階段を使いましょう。また、高層ビルは長く揺れ、高層階に行くほど大きく揺れて立っていられないほどになります。すぐに安全な場所に避難して、揺れが収まるのを待ちます。
駅
落下物などがら身を守り、ホームから転落しないよう近くの柱に移動。混雑して身動きが取れないときは、うずくまって揺れが収まるのを待ちます。
地下鉄の場合、いち早く地上に出ようとしてパニックになる危険も。ホームから線路には絶対に下りず、揺れが収まったら駅員の指示に従います。
電車内
強い揺れを感知すると電車は緊急停車するため、人に激突したり倒れる危険があります。座っていたらカバンなどで頭を保護し、立っているときは姿勢を低くして身を守る。
満員電車では手すりやつり革にしっかりつかまり、足を踏ん張って倒れないように。揺れが収まったら、乗務員の指示に従います。
車
急にスピードを落とすと衝突の危険あり。ハザードランプを点灯して徐々に減速。車は道路左側に止めてエンジンを切り、揺れが収まるまで待機します。
可能であれば駐車場または広場へ。避難する際は、緊急車両通行時に車を移動できるように、キーやスマートキーは付けたままドアロックをせず、連絡先メモを残し、貴重品や車検証を持って車から離れます。
高速道路
他社などに衝突するのを避けるため、徐々にスピードを落として道路の左側に停車。通行止めになる可能性もあります。ラジオなどで状況を確認しましょう。
橋梁・高架
古い橋は損壊のおそれがあり、橋を渡り終える付近であれば減速して渡ります。橋梁や高架は、それぞれ揺れ方が異なるので、徐々に減速して左側に停車します。
トンネル
天井や壁面崩落の危険があるので、前方出口が見通せれば低速でトンネルを抜けます。長いトンネル内の場合は左側に寄せて停車し、キーを付けたままで非常口から脱出します。
緊急輸送道路・災害時の交通規則
地震直後から発生する、緊急輸送を円滑に行うために指定されている道路のことです。地震災害時の交通規制についても覚えておきましょう。
(東京防災より引用)