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2015.04.24
水栓を閉めた時大きな音がする（ウォーターハンマー）を防ぐには
ウォーターハンマー
水道の蛇口を急に閉めた時、「ドーン」、「コクン」というような音がすることがあります。
この現象をウォーターハンマー（水撃作用）といいます。
水を急に止めることで、それまでスムーズに流れていた配管内の水が、管の内壁などにぶつかって音が発生します。
音が小さいため気にならないことが多いですが、下記の場合、音が大きくなることがあります。
- 配管の支持・固定方法が不十分なため、振れて壁面などに当たる音
- 配管を固定している壁や床が振動するため発生する振動音（ユニットバスなど）
また、水撃作用以外でも、水栓閉止時に配管途中の開閉弁が作動する音（逆止弁が閉まる音）が発生する場合があります。
この現象は、商品の不具合ではありません。配管の施工業者様へご相談ください
ウォーターハンマーを発生させないために
1.配管の施工段階での対処
- 十分な配管径を確保し流速を大きくしない
- 強固な壁に配管を確実に固定し配管の振動を発生させない
2.発生してしまった時には
- 水栓に止水栓がついている場合、使用に支障がない程度まで水量を絞ってみます
- 水栓を閉める時はできるだけゆっくり閉めるようにします
（特にシングルレバー式の水栓は急閉止させてしまいがちですので注意が必要です）
発生してしまった場合には、出来るだけ早い時期に点検をしていただくようにしてください。
LIXILでは、対策品として下記のようなものがあります
シングルレバー
対策品：ソフトシングル機能付き水栓
内容：シングルレバー水栓の急閉を防止する機能を有する水栓
洗濯機用水栓
対策品：昇圧防止機能付き洗濯機用水栓
内容：洗濯機のバルブの閉止により発生するホース内の圧力を吸収する水栓
各種水栓
対策品：ハンマークッション
内容：昇圧力吸収機構を有する部材。後付が可能
※ハンマークッションはそれぞれの水栓のタイプに対応品があります
（LIXILサポートブックより）
