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2012.06.26

日本のお風呂の歴史

この記事を書いている今日、6月26日は『露天風呂の日』だそうです(*’ω`*)

最近のお風呂はすごいです!!
浴室テレビは当たり前のように普及し、音楽鑑賞、ジャグジーや水中照明、乾燥機能、ミスト機能、流すだけでお掃除機能が付いているもの…さまざまなラインアップ。
プラネタリウムも出来るとか!!笑
他にも個人的に半身浴や、アロマなど…みなさん独自のリラックス方法があるのではないでしょうか??
こういうお風呂文化って日本独特の文化みたいですね(*^^*)

お風呂の始まりは蒸気浴だそうです。
火山島である日本は各地に湧水のように温泉が湧き出ていました。
しかし昔は、天然温泉に入浴するのではなく自然の洞窟や岩屋を利用した蒸気浴が一般的でした。
今でいう、サウナですね(#^^#)
なので、日本のお風呂文化で一番古いのはサウナなんです。

入浴するというスタイルは中国から来たのだとか。
6世紀の仏教渡来とともにやって来たと言われています。
そもそも仏教では入浴は、『七病を除き 七福を得る』『汚れを落とすことは仏に仕える者の大切な仕事』と言われていました。
こうした背景に、『業』のひとつとして体を洗い清める為の浴堂があちこちの寺院に作られました。
このように寺院に作られた浴堂は浴堂を持っていない一般庶民にも開放していた為、『入浴する』という習慣が広まっていきました。

公衆浴場の発祥は平安時代の奈良にあったそうです(*^∀^*)
まさか地元にあったとは…さすがわが故郷です。笑
鎌倉時代、室町時代と時代が移り変わり、鎌倉や京都に町湯と呼ばれる湯屋ができました。
この時代はお金持ちは自分でお風呂を持ち、貧乏な公家が町湯に入っていたそうです。

ちなみに銭湯は天正19年、江戸の銭瓶橋に伊勢与一という人が湯屋を開業したのが発祥と言われています。
でも、ここでもまだお風呂は蒸し風呂でした。
江戸時代初期から末期までほとんどが蒸し風呂だったそうです。

蒸し風呂から今日の銭湯に変わる前に、蒸し風呂の底に湯を入れ、下半身を湯に浸し、上半身を蒸気で蒸す『戸棚風呂』というお風呂ができました。
お風呂と温浴をミックスした仕組みです。
サウナのように中で温まってアカの浮いたところを洗い場で洗い落としたそうです。引き戸を閉めて戸棚に隠れるような感じからこの名前が付いたと言われています。
燃料不足や水不足の為、こうした形のお風呂になったそうです。

その後、『戸棚風呂』は『ざくろ口』というものに変わっていきます。浴槽の外側を破風屋根の小屋で覆い、三方を羽板で囲んでいて、一方の入り口のみは開いていて、上から半分くらいは板戸のようなものが作られていました。
その板戸には、三保の松原や牡丹に唐獅子などの絵が描かれていたそうです。
そして、その左右の柱には漆喰や金色の金具が巻いてあり、とても美しかったそうです♪
派手なお風呂が好きだったんですね(#^^#)

ちなみに『ざくろ口』の由来はざくろの実に含まれる酢が鏡を磨くのに使われていたことから、『鏡鋳る(かがみいる)→かがんで入る』というシャレから生まれた言葉らしいです。笑

当時の銭湯はまだ混浴でした。
混浴が禁止されたのは、老中松平定信による寛政の改革、水野忠邦の天保の改革の時期だそうです。ただ、徹底できず、結局は明治時代になっても続いていたそうです。

なんと当時から、薬湯が存在していたとか!!
今でいう、『ハーブ風呂』ですね(#^^#)
柚子湯とかあったそうですよ♪

明治17年頃に風紀上の問題から『ざくろ口』はなくなり、現在の銭湯の形になったそうです。
それまではこういうお風呂だったんですね。
びっくりです(+_+)

大正から昭和にかけて銭湯はますます近代的になって、板の洗い場や木製の浴槽からタイル張りへ変化していきました。
水道式のカランがつけられたのは昭和2年で内湯として家庭内に普及。
一般的だった銭湯から内風呂へ変化したのは、戦後の高度経済成長を向えてお風呂付の団地が大量に建てられたことが背景にあります。

現在のお風呂の形は最近完成したんですね(*_*)。。。

とにもかくにも、日本人は外国の方から見ると…『お風呂好き』『清潔好き』だそうです(*^^*)

みなさんも自分に合った素敵なバスライフを送ってみてはいかがでしょうか??☆

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