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2012.03.30
電動工具のマメ知識
交流電源の周波数50Hz(東日本)、60Hz(西日本)の違いの理由
明治時代に東日本では東京電灯が50Hz仕様のドイツ製発電機を、西日本では大阪電灯が60Hz仕様のアメリカ製発電機を採用し、これらを中心に東日本地区・西日本地区の周波数が統一された。
50Hz供給会社
北海道電力・東北電力・東京電力
60Hz供給会社
中部電力・北陸電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力
※静岡・長野・新潟県では同じ県内でも周波数の違いがあります。
工具をご購入される際には、周波数に注意しましょう。
買ったばかりので電動工具に油がついている理由
電動工具の大敵といえばサビです;
実は天敵から工具を守り、動作を円滑にするために油が塗布されています。
使用前・使用後と油をつけることで快適な動きを維持することが大事です。
- 穴あけやネジ締めに使用するドリル・ドライバー類はチャック部にサビが発生しやすいため、この部分に使用前・使用後と油をつける。
- 切る・削るなどの作業に使用するノコギリ・グラインダーなどは、 刃の部分にサビが発生しやすいため、この部分に油を塗布しておくと、切れ味が悪くなることを防げます。
ドライバーのあれこれ
お酒をお飲みになる方ならもちろんご存じの『スクリュードライバー』。
その名前の由来ですが、昔、アメリカ人作業員がウォッカとオレンジジュースを混ぜてカクテルを作る際に、マドラー代わりにドライバーを使用して作ったカクテルということでこの名前になったそうです。
マイナスドライバーはピッキング防止法の指定侵入工具に指定されており、仕事で使用する等の理由がない限り、隠して携帯すると処罰されます。
電動工具の電池について
電動工具の命とも言える電池ですが、電池をもっともダメにすることが『使わないこと』です。
使わないうちに電池内部の化学反応が鈍くなり電流を供給できなくなります。
また、過充電なども電池をダメにします。
大切だからといって、箱にしまって保管しておくのではなく、2・3ヶ月に一度は空運転してから充電して保管してください。
コンプレッサーとは
空気をためる電動工具です。工場用から現場用まで、様々なタイプのモノがあり、エア工具を使用する際には欠かすことのできないモノです。
最近は高圧タイプのコンプレッサーが 主流のようで、高圧タイプで低圧対応のものが、最も好まれているようです。
また、重量も軽量化されつつあります。
使用後には必ず、『水抜きをする』ことがコンプレッサー使用の際の注意事項です。