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2025.11.21
ダイキン工業 ルームエアコン「うるさらX (Rシリーズ)」発売

ダイキン工業株式会社は、電力を多く消費する起動時と、運転時間の約8割を占める安定運転時の省エネ性を高め、猛暑日の快適性も向上させたルームエアコン『うるさらX(Rシリーズ)』を2025年11月に発売しています。本商品は、住宅のリビングで使われることが多い4.0kWクラス(14畳程度用)と5.6kWクラス(18畳程度用)の機種で業界トップクラスの省エネ性を実現しています。
気温の上昇が深刻化する中、夏のエアコン使用時間は約2倍に増加しています。エアコンの長時間使用が日常化し、電気代の上昇がこれまで以上に家計に影響を及ぼすことが見込まれ、「快適性」に加えてさらなる「省エネ性」の向上も求められています。
本商品は、室外機の熱交換器と圧縮機を改良することで機器性能を向上させ、業界トップクラスの通年エネルギー消費効率(以下、APF)を実現しました。さらに「プレミアムPIT制御」と「エコブースト制御」を搭載し、省エネ性と快適性を向上させました。「プレミアムPIT制御」は、室温が設定温度に到達した後の安定運転時の消費電力を抑制します。例えば春や秋、夏場の夜間など室温と外気温の差が小さい場合や、断熱性能の高い住宅など、エアコンが長時間安定して運転する環境での省エネに貢献します。また、圧縮機がオン・オフする頻度を抑えることで室温変化の少ない快適な環境を維持します。「エコブースト制御」は消費電力の大きい起動時に、快適性を落とさず消費電力量を冷房時には最大5%、暖房時には最大8%削減します。
さらに、気温が高い日の快適性を支える「室温パトロール」や「高外気タフネス冷房」に加えて、新たに外気温が35℃以上になるとエアコン起動時に室内の温度を大風量ですばやく下げる「猛暑時スピード気流」を搭載しています。
新機能の詳細
●室外機の性能を向上させ、業界トップクラスのAPFを実現
室外機を改良することで機器の省エネ性を向上し、4.0kWクラス(14畳程度用)でAPF7.3、5.6kWクラス(18畳程度用)でAPF6.6を実現しました。熱交換器の表面積を拡大し、圧縮機には従来よりも動力ロスが少ない高出力モーターを採用しました。本商品は、一般的なルームエアコンの設計上の標準使用期間10年を過ぎた当社機種と比べ、年間消費電力量を約8%削減します。

●室温が安定した環境において無駄のない運転を実現した「プレミアムPIT制御」
ダイキン独自のスイングコンプレッサーと新たな制御を搭載した電子膨張弁の連動で、冷媒温度をきめ細かくコントロールし、消費電力の低減に貢献する「プレミアムPIT制御」を搭載しました。冷房最小能力を従来の約40%低減した0.3kWでの運転を実現し、例えば春や秋、夏場の夜間に加え、断熱性能の高い住宅などエアコンにかかる負荷が小さい環境で、出力を落としながら効率よく運転します。また、圧縮機のオン・オフの頻度が抑えられ、室温変化の少ない快適な環境を維持します。

●エアコン起動時に快適性を落とさず、消費電力を抑える「エコブースト制御」
エアコンは、起動時に室温をすばやく設定温度に到達させるために多くの電力を消費します。起動時の電力を抑えると、設定温度への到達が遅くなり、快適になるまでに時間がかかります。本商品は起動時に快適性を落とさず、消費電力を抑える「エコブースト制御」を新たに搭載しました。従来モデルは、室外機が過酷な環境に設置された場合でもすばやく立ち上がるよう、省エネ性よりも設定温度までの到達時間を重視し起動時の運転を制御していました。「エコブースト制御」は設置環境や使用状況等を学習することで、設定温度までの到達時間は従来モデルのままで消費電力量を冷房時に最大5%、暖房時に最大8%削減します。

●カタログPDF
※詳細はメーカーHPをご確認ください。








