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2024.12.27
ダイキン工業 ビル用マルチエアコン「VRV7」シリーズ新発売
ダイキン工業株式会社は、環境性と省エネ性に優れた低温暖化冷媒HFC-32(以下「R32」)の採用や基本性能の向上など、空調機に求められる7つの観点を強化することで、業界トップレベルの省エネ性を実現し、環境負荷低減や業務負荷軽減にも貢献するビル用マルチエアコン『VRV 7』シリーズを2024年11月より順次発売します。
近年、地球温暖化防止やカーボンニュートラル実現に向けた環境影響の低減や、エネルギー価格高騰、施工・メンテナンスの人手不足など、空調機を取り巻く様々な社会課題への対応が急務となっています。また、さらなる快適性向上も重要です。こうした中、当社はこのたび、日本国内市場で販売するビル用マルチエアコンの冷媒を、従来のHFC-410A(以下「R410A」)と比べてGWPが約1/3でエネルギー効率にも優れるR32に切り替えます。本商品はR32への冷媒転換を機に、空調機に求められる省エネ性、環境性、快適性、安心設計、省施工、機器間連携、空気質見える化の7つの観点で強化し、社会課題の解決に貢献します。
今回の冷媒転換により、フロン排出抑制法において2025年度以降に順次義務付けられるビル用マルチエアコンの低GWP化にも対応します。当社は今後も、社会課題に対応した商品の開発や普及を通じて、環境負荷低減とお客様満足の両立を目指します。
詳細特長
●省エネ性
従来のビル用マルチエアコンに多く使用されている冷媒R410Aに比べてエネルギー効率が優れるR32を採用。R32の特性にあわせて形状を最適化した当社独自のマイクロチャネル熱交換器と高効率圧縮機の搭載で、R410Aを用いた従来機比でAPFとCOPは約5%向上し、業界トップクラスのAPFとCOPを実現します。
■マイクロチャネル熱交換器の刷新 R32への転換に伴う冷媒の流速変化に対応し、熱交換器の流路形状を見直しました。冷媒が熱交換器内部にバランスよく分布するよう流路形状を最適化することで、空調機において重要な熱交換効率を向上させました。
■高効率圧縮機の搭載 業務用パッケージエアコンにおいて業界初となる「高効率集中巻モーター」の搭載や、渦巻形状の変更により効率向上した新型圧縮機を搭載し、業界トップクラスのAPFの実現に貢献します。
●環境性
R32はR410Aに比べてGWPが約1/3と小さく、かつ冷凍効果が高いことが特長です。本商品はR32への転換に加えて、当社独自のマイクロチャネル熱交換器や、施工時に使用する冷媒配管の細径化が可能になり、冷媒充填量を約10%以上低減します。また、室内ユニットと冷媒配管の接続に「フレアレスジョイント」を採用したことで、冷媒の漏えい想定箇所から除外されます。さらに、再利用が可能な「リターナブル梱包」での出荷にも対応、従来の木枠梱包と比べてCO2排出量を約8割削減します。
●ニュースリリースPDF
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※詳細はメーカーHPをご確認ください。