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2017.09.10
テロ・武力攻撃から身を守るために
テロ・武力攻撃の危険
政治・行政・経済が集中する東京は、テロや武力攻撃の標的にされる可能性も。
2004年に国民の生命・身体・財産を保護することなどを目的として「武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律」(平成16年法律第112号。以下、「国民保護法」)を施行。万一の事態には、この「国民保護法」に基づき、各区市町村の防災無線で注意を呼び掛けます。
テレビ・ラジオ・広報車両などの情報にも耳を傾け、指示に従いましょう。
身近にせまる弾道ミサイルの脅威
北朝鮮の中距離弾道ミサイル1発が8月29日午前6時前に発射され、北海道・襟裳岬上空を通過した後、太平洋上に落下したと報じられました。
政府は発射直後に全国瞬時警報システム「Jアラート」を通じて、北海道や東北地方などの住民に警戒情報を流しましたが、突然のことにパニックに陥る人も少なくなかったようです。
いつ何時ミサイルの攻撃に脅かされてもおかしくない現状、日ごろから身を守る為の心構えを持っておくことが有事に役立つでしょう。
テロ・武力攻撃から身を守るために
爆発が起こったら
爆発が起こったら、すぐに姿勢を低くして、頑丈なテーブルなどの下に身を隠します。爆発は複数回続く場合もあるので、安全な場所へ避難しましょう。
火災が発生したら
テロや武力攻撃で火災が発生したなら、煙を吸い込まないように口と鼻をハンカチ等で覆い、出来る限り低い姿勢をとり、急いで避難しましょう。
閉じ込められたら
近くにある配管等をたたき、自分の居場所を知らせます。粉塵等を吸い込むことがあるので、大声を上げるのは最後の手段と考えましょう。
武力攻撃の類型などに応じた避難の留意点
ゲリラ攻撃からの避難
被害は比較的狭い範囲に限定されるのが一般的ですが、被害が拡大する恐れがあります。
いったん屋内に避難してから、行政機関の指示に従いましょう。
ミサイル攻撃からの避難
着弾地域を特定するのは困難なので、Jアラートが鳴った時に屋外にいる場合は、近隣の頑丈な建物や地下街などに避難します。
その後、行政機関の指示に従いましょう。
化学剤や生物剤攻撃からの避難
口と鼻をハンカチで覆いながら、その場からすぐに離れ、密閉性の高い屋内や風上の高台など、汚染の恐れのない安全な場所へ避難しましょう。
核爆発や放射能汚染からの避難
核爆発には、遮蔽物の陰に身を隠し、地下施設や頑丈な建物の中へ避難しましょう。
また、ダーティボムと呼ばれる爆弾は、着弾後に放射能汚染を引き起こすので、行政機関の指示などに従い医師の診断を受けましょう。
(東京防災より引用)