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2012.12.28
手すりの取り付け位置について
手すりの位置や高さは設置場所によって異なります。
以下の手すりの高さはあくまで目安です。
廊下
高さ750~850ミリ(手すり上端まで)が一般的です。
腕をまっすぐ下ろした状態で、手首の位置に合せます。
棒を握った時に軽く肘が曲がる程度がちょうどいい高さです。
棒を持った時に肩が上がったり、猫背になったりする高さは×。
出入り口
手すりの長さは500ミリ。肩より少し高い位置から付けます。
体を近づけて縦手すりを握ると、ちょうど肩の高さ。
手すりの上端は肩の高さより0~100ミリ程上が目安です。
身長にもよりますが、床から1100~1200ミリ程度の位置がよく握られる高さです。
壁やドア枠などをよく見ると手あかで汚れていたりするので、その位置を手すりの高さの目安にするといいです。
玄関
縦手すりの場合
手すりの長さは600~800ミリと長めがいいです。
框を上がる時だけでなく、靴を履くときにもちょっとした支えになるので誰しもあると便利な手すりです。
段差を上がったり、立ち上がりなどは縦手すりが便利です。
横手すりの場合
玄関によっていろいろなパターンがありますが、土間側に横手すりがあると、体重を掛けながら下り、土間に下りた状態でも、体の前で掴むところがあるので安心。
下り始めの時は前のめりにならないよう800ミリよりも高めの方がいい場合も。
階段
高さは段鼻(角部分)から750ミリが目安です。
上下階段部分は延長(200ミリ以上)と長めに付けた方が 最後の一歩までしっかりと握っていられるので便利。
特に上階部分は下りる時に助走として必要。横手すりでもいいので上がり切った部分に付けましょう。
手すり棒の先端は服の袖口が引っかからないようにブラケットを取り付けましょう。
斜め手すり部分の高さ:段鼻より750ミリ程度
横手すり部分の高さ:800ミリ
※高さは目安であくまで標準的な階段角度とする。
トイレ
L型手すり
立ち上がり上下運動なので縦手すりがあると便利。
立ち上がった時に体の前に手すりがあるように便器の先端から2、300ミリ程度が使いやすい位置です。
正面横手すり
高さは750~850ミリが目安。
低いと頭をぶつける可能性が有ります。
便器の先端から壁までの距離が400ミリ以上あればBEST。